コーヒーブレイク

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2012/07/12 15:25:41
【山歩記】花一杯の四阿山・根子岳

一昨日(7/10)、梅雨の晴れ間に、長野県上田市の四阿山(あずまやさん)と根子岳(ねこだけ)に登ってきました。
正確には、四阿山は長野県須坂市と群馬県嬬恋村との境にあり、根子岳は長野県の上田市と須坂市の境にあります。
四阿山は日本百名山の一つ、根子岳は花の百名山に数えられています。
四阿山の頂上では霧で真っ白でしたが、根子岳ではそれなりに晴れていました。
それよりも、根子岳の山頂に近づいたところで地面がかなり揺れました。ラジオを点けると長野地方が地震で震度5の所もあるとのことでした。びっくりしました。
両方の山ともきつかったですが、花が一杯でした。続きに、出会った花の写真を掲載しますので、こちらの方も見てくださいね。


 7月10日
 朝5時過ぎに家を出て、関越、上信越高速道路を通り、上田菅平ICで降りる。国道144号線で菅平口まで行き、国道406号線で菅平ダボスまで行く。そこからは狭い道を道なりに菅平牧場まで。途中で入山料として200円/大人を払って登山口駐車場へ。8時に到着する。第一駐車場はほぼ満車で20台ほど止まっていた。第二駐車場に一番に入った。
根子岳へと四阿山への登山口が分かれており四阿山登山口の方に向かう。アスファルトの道を少し行くと登山口があり、林の中に入る。周りは牧場で牛が放されていてのんびりした風景である。
なだらかな登りを少し登って木の橋をわたる。そこから平らな道をしばらく行くと左に折れてきつい登りになる。かみさんは調子が良さそうで、先に行く。じぇんとるは花の写真を撮りながらゆっくりと登る。(実はここだけの話だが、「写真を撮りながら休んでいる」と言うのが本音)
小四阿まで約1時間掛かった。ほんの少し早いが、ほぼ計画通りである。
同じような勾配が続く。湿度が高く、かなり汗が出る。ツツジの色はまだ鮮やかだが、傍によると既に枯れかかっており、盛りは過ぎていた。しかし、路傍には春(初夏)の小さい花があちこちに咲いていて心が和む。やがて稜線にでて辺りが開ける。岩道を過ぎるとすぐ中四阿に着く。50分若掛かった。正面には四阿山、右手の方に根子岳が見える。景色を見ながら水を飲む。
ここから少し勾配が強くなる。かみさんは相変わらず先にずんずん進む。じぇんとるはハアハア言いながら必死で後を追う。
少しなだらかになってしばらく行くと、根子岳との分岐に出る。10時37分であった。
なだらかな登り道を15分ほど行くと木道の階段がある。最後の登りである。登り切ると、周りが積み石で囲われ、つっかい棒で支えられた、今にも倒れそうな小屋がある。これは、小屋ではなく社である。挨拶をして先に進むと積み石の中に小さな石の社がある。さらに進むとやっと四阿山の山頂に到着する。11時02分であった。予定通りである。ここにも社がある。その先が岩場になっていて既に三,四組の先客がいた。周りは霧で真っ白。何も見えない。おまけに風も出てきて汗をかいた体には冷たく感じる。ここで昼食にするつもりだったが、これではどうしようもない。10分ほどで切り上げた。
分岐まで戻り、今度は根子岳に向かう。根子岳へは一端下って鞍部の大隙間に出て登り返す。下るのは山頂からすると約350mである。何とももったいない。
大隙間まで下ると前方に笹原が広がり、その奥に根子岳が聳えている。雄大な景色である。何となく雨飾山の笹平を思い出した。
そんな景色の奥に、つらい登が待っていた。既に体には水が少なくなっており、汗も最初ほどには出ない。しかし同じように足の力も入らない。岩場を登り(危険性もなく大したことはない)詰めるとやっと平らになる。「もう少しで岩場を上り詰める」と言うところで山が揺れ出した。気分が悪くなったかと気になった。揺れはすぐにやみ歩き出す。行く手に頂上の祠が見える。ホッとするひとときである。かみさんは相変わらず颯爽と前を歩いている。根子岳頂上には12時51分に到着した。
頂上には二組の先客がいた。『地震がありましたか』と訪ねると、『感じなかった。でもさっき、そこの積んである石が転がり落ちたね』と言う返事であった。一人がラジオを取り出して聞き始めた。長野で地震があったことを報じていた。震度5の所もあったようである。でも大きな地震ではなかったようである。
話を山の方に戻す。頂上は広々として、至る所にケルンのように石が積んである。しかし、『根子岳』の標識はない。あるのは石の祠と、方位板と気象用の風向計、雨量計等々である。
祠の中には大黒様が俵の上に座っておられた。傍には禰固岳霊社と書かれた石碑がある。これには『禰固岳』とある。
下を見ると菅平が広がっている。白い部分が多い。多分高原レタスの栽培を行っているマルチだろう。それにしても広い!
昼食を済ませて下山する。
あとは下るだけである。くだり道の途中にツツジが咲いている。四阿山の登りとは違って、こちらの方はまだ生き生きと咲いていた。
途中、根子岳の八合目の石碑があった。これに記してある『根子岳』の文字は頂上の石碑と同じように『禰固岳』となっていた。(事後に意味は調べたが分からなかった)
休むこともなくトントン拍子で下り、登山口に戻った。14時31分であった。
登山口のふれあい牧場の休憩所でソフトクリームを食べた。300円(かみさんと二人で600円)であった。冷たくおいしかったが、何となく、少し小さいような気がした。
帰りは、近くにある菅平プリンスホテルの日帰り温泉に入浴。貸切状態であった。一人でゆっくりと汗を流し、疲れを癒した。
風呂に入ると疲れが出てくる。高速道路では眠くなって二回も休んだ。

と言うわけで無事に家にたどり着くことができました。
続きに、出会った花の写真を掲載しますので、こちらの方も見てください。