全日本年金者組合 越谷支部のホームページ

この組合は個人で加入し、地域を活動の基本にした全国ひとつの組合として活動します。 この組合は、企業や産業を超えた広い団結と、あらゆる知恵を結集します。
 
2007/11/24 4:57:49
2007年11月15日(木)発行  全日本年金者組合越谷支部ニュース『ねんきん越谷』 第114号
ねんきん越谷114号(2007年11月15日(木)発行)

92歳でも真っ赤な着物を着て元気に歌も…。
  楽しく、賑やかに「いも煮会と誕生会」
 
 賑やか過ぎてちょっと心配

 わが越谷支部の秋の恒例行事の『いも煮会』は11月6日に28名のご参加で楽しく行われました。
『いも煮会』と聞くと秋の青空のもと野外で火を焚き大鍋に里芋と肉類や魚やいろいろな野菜などを投げ込んで、今年の豊作を祝いながら鍋料理をみんなで食べる…という東北地方の田園の風景が思い出されるものでしたが、今や全国的に行われる秋の恒例行事になりました。
 越谷支部でも屋外で…大声を出して歌っても迷惑のかからない所、元荒川の土手のあずまやの会場で…と計画してきましたが、昨年に引き続き今年も雨模様の天気。残念ながら中央市民会館の調理室に変更せざるを得ませんでした。
でも、ここは外の寒空ではなく料理の火もあるので暖か、何より出来立ての鍋が食べられる便利さが…。
幹事の人が準備してくれた鍋料理を食べながら一人ひとり自己紹介。
長い人生の重みを感じさせる経験談、新しく仲間になった人の新鮮な感想、
趣味のパソコンのお話などなど。
宴(?)は盛り上がり、楽しく賑やかになって歌まで登場。
この部屋では静かにしなければならないので、幹事は冷や冷や。
(幹事は後で会館からこってり絞られたとか。毎回の常連と目を付けられると、お出入り禁止にされるのではと心配です。)
お誕生日のお祝いでは、9月、10月、11月がお誕生日の9人の方々に可愛い草花の鉢植えが贈られました。
そのお花を持ってお誕生日の方々が並び、回りに参加者全員がそろって記念撮影でした。


 点睛  貧困と格差をなくす政治を…。
先日(十一月七日)埼玉東部法律事務所主催の「貧困と格差問題」についての学習会に参加し、次のようなことを知りました。
■ 日本の貧困率はOECDの調査によれば一九八四年には、七・三%だったのが二〇〇〇年には一五・三%に増加してOECD加盟国で五位にランクされており、労働年齢(一八歳から六五歳)人口での貧困率は二位になっていること。
■ 国民健康保険料の滞納世帯数は二〇〇六年には四七〇万世帯になっていること。
■ 貧困の拡大・雇用破壊要因の一つに日経連が一九九五年に出した「新時代の日本的経営」という雇用政策にあること。
 これは従来の終身雇用の正社員を基幹職だけに絞り、専門・一般職は昇給も退職金も年金もない、有期雇用の非正社員にシフトするものです。 このやり方で企業はコスト削減を目的として大規模なリストラを断行し、正規雇用から非正規雇用へ置き換えるようにしたのでした。
 この結果、二〇〇七年四〜六月期は非正規雇用一七三一万人(前年同期比八四万人増)となったのです。 
 これらの雇用改革を可能にしたのは「構造改革」の名のもとに行われてきた派遣労働や有期雇用を自由化する労働法の「改正」などの規制緩和政策です。
 貧困の要因はこれらの他にも色々あると思いますが、基本的には大企業本位の政治が根本的な原因で政治の責任は非常に大きいと思います。 
先進国と言われている日本では今、貧困と格差の拡大で少なからぬ人々が生活苦に悩み、自殺まで引き起こしています。
私たち年金者組合はすべての高齢者が安心して生活できるために「最低保障年金制度」を要求していますが、まじめに働く全ての人々が安定した生活ができるよう消費税増税ではなく大企業・大金持ちに応分の負担を求める税制、大企業の横暴を許さない規制などを実現させる運動も進めていきましょう。           (二瓶英夫記)


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年金者組合の越谷支部にもEメールアドレスができました。
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メールアドレスは下記です。『 keyaki@tcat.ne.jp』


越谷支部の仲間が暮らしを守る運動に次々と参加
 参議院選挙で自民・公明が大敗し、安倍前首相が政権を放り投げ、「これで政治が代わる」予感を持ったのも束の間、福田・小沢の大連立密談で困っているはずの自民・公明が高みの見物で、民主党が大混乱。永田町の魑魅魍魎に惑わされることなく、暮らしを守る運動が続いています。

 「10・3中央集会」
◆10月3日夕方、「テロ特措法を許すな10・3中央集会」が日比谷野外音楽堂で開かれ、3千5百人が参加、
集会後国会請願デモを行いました。これには支部組合員2名が参加しました。

 厚生労働省前 座り込み行動
◆10月17日、年金者組合が「最低保障年金制度」の創設と「消えた年金の解消」を求めて厚生労働省前座り込み行動が行われ首都圏から110人、支部から6名が参加しました。

 「10・28国民大集会」
◆10月28日、「ストップ改憲!許すな消費税増税!なくせ貧困!いのちとくらし・雇用を守れ10・28国民大集会」が亀戸中央公園で開かれ、4万2千人が集まり、集会後デモ行進しました。
この集会には医療生協など他の団体から参加した人を含め、年金者組合員が20名参加しました。


 「年金者一揆2007」
◆11月8日、「年金者一揆2007」が全国で取り組まれ8千人が行動。
首都圏は日比谷野外音楽堂で中央集会が開かれ3千人、当支部から8名が参加。
集会後、銀座をパレードしました。
この集会で発表された年金者一揆むしろ旗川柳の最優秀作品
『生きるなというならもっと生きてやる』


第6回草加・越谷ゴルフ交流会を開催
 ゴルフ交流会は11月9日に栃木の永野ゴルフクラブで開催され、絶好のゴルフ日和に恵まれ、総勢15人、越谷から7人が参加して草加の皆さんと楽しく交流しました。
越谷の参加者で上位入賞の人も…。次回の交流会は来年の4月か5月頃に行う予定です。皆さんもご参加を。

どうぞよろしくお願いします。
私は今年の七月に川柳の集合住宅(朝日プラザ)に引っ越してきました山田邦男です。
一九四三年に山口県下関市で生まれ、二十三歳の時に東京へ転勤となり、以後、主として東京都足立区に住んでいました。
 勤務先は労組が活発で私自身も約三十年間労組の役員を勤め、労組分裂攻撃と首切り合理化攻撃を闘い、最終的には共に勝利することが出来ました。
 この度、定年後の住まいとして田んぼや川・用水路が多く静かな環境にあり、また、公園やスポーツ施設も整っているこの地に決めました。そして、飯田勝利さんとめぐり会うはめとなり「遊び七割、活動三割が年金者組合」という甘いささやきにそそのかされ加入した次第です。
どうぞよろしくお願いします。


2007年11月15日(木)発行  全日本年金者組合越谷支部ニュース『ねんきん越谷』 第114号