私の知人に、病気でも無いのに食べることに苦痛を感じる人がいます。 この人は食欲がわかず、他人がおなかが空いたと言っても理解ができないようです。 この人は何が一番苦手かと云うと、よその家に食事に招かれることが一番辛いそうです。 最近読んだ太宰治の[人間失格]の手記の中に、知人と同じく・・・自分には空腹という事を知りませんでした。とか・・・自分には空腹という感覚はどんなものだか、さっぱりわからなかったのです。とか・・ 空腹感から、ものを食べた記憶はほとんどありません。・・・最も苦痛な時刻は、実に、自分の家の食事の時間でした。等々書いてありましたが、世の中人それぞれ、いろいろな人がいますね。
|