田舎の囲炉裏

冬は赤々と燃える火が、夏は表庭から裏庭へ吹き抜ける涼風が、田舎の囲炉裏に坐るあなたの心身を癒してくれる、そんなブログを目指しています。
 
2018/06/13 8:17:40
我が人生の終末記(4) 新たな脳腫瘍
ちょうど一か月前のこと、5月13日(日曜日)夕刻、正座して20分ほどの勤行を終えた時、左手人差し指の痙攣が生じた。止めようとしても止まらない。引き続いて、その後左半身麻痺により畳の上に転倒した。

事態に驚き、家内は救急車を手配。駆け付けた救急隊員に助けられ救急車内のベッドへ。
その状態で、手足の運動状況の検査を受けたが、痙攣も麻痺も治まっていた。

大事を取り、普段罹り付けのB病院へ救急車で搬送された。筆者を担当する脳外科医のY先生は日曜日で休勤。当直の若い医師の指示で、CT検査、心電図検査を受けたが、異常なしとのことで、点滴のみを受けて帰宅した。

(その3,4日前にも左手人差し指の同様の痙攣があったが、右手でマッサージしていると2,3分で痙攣は治まった。昨年6月に浦和市S病院で、脳腫瘍の放射線治療(ガンマナイフ)を受けて以来初めての出来事であった。)

翌14日(月曜日)B病院と同系列のBクリニックで脳外科医Y先生に状況を報告し、先生の意見を求めた。(Y先生は昨年6月最初の痙攣発生時に、浦和市S病院での放射線治療を薦めてくれた方である。)先生の指示で、その場でMRI検査を受けた結果、「症候性てんかん」と診断され、その日以来朝夕一錠づつイーカプラー錠500mg(抗てんかん薬)を他の薬(お薬手帳によれば十数種類)と共に服用してきてほぼ一カ月になる。

ところが一昨日(6月11日)午前11時半ごろ、と午後2時ごろの二回、左人差し指の連続痙攣が生じ、二回目は痙攣する人差し指を含む周辺までが麻痺する症状が現れた。いずれも5分ほど右手でマッサージしていると、症状は消滅した。

一日に2回も痙攣や麻痺が生じることは、これまで経験したことはなく、明らかに異常である。インターネットで調べると脳卒中の恐れもあるようだ。Y先生は月、木、土の午前中のみ在勤で、三日後でないと、診察してもらえない。筆者は思い切って昨年ガンマナイフによる手術を担当してくれたO医師に電話した。O医師は12日の診察に応じてくれた。診察時、筆者の訴えを聴き、同日夕刻6時からMRI検査となった。昨年手術した場所に隣接して新しい小さな腫瘍の存在が歴然としていた。そして14日朝一番の手術が決まった。
手術の結果次第で、前回そうであったように、術後10日から二週間のリハビリのための入院を要するとのこと。

それにしても次から次へと筆者に降りかかる難事は何故か?と自問してしまう。そして得る答えはいつも、至らない自分に原因があるということだ。謙虚に現実に向き合うしか道はないのだ。

自身の仕事を持ちながら嫌な顔もせず、車の運転を含めすべてについて対処してくれる家内には頭が上がらない。