コーヒー関係

珈琲のように熱くても、冷たくてもイイ関係でいたい・・・
 
2007/05/26 11:54:21
Manyoから始まった電子雑誌
■雑誌が変わる
2004年 7月に「R25(http://r25.jp/)」という無料情報誌がリクルート社から創刊されました。毎週木曜日、首都圏3000カ所の配布場所に約60万部が並びますが、すぐになくなるほどの大人気だといいます。愛読されている方も多いと思います。こうした無料の雑誌を総称して「フリーペーパー」と呼びますが、従来のフリーペーパーはクーポン付きタウン情報誌が主でR25のような総合情報誌はなかったといってよいでしょう。こうした雑誌のフリーペーパー化の傾向は顕著で、かの坪内逍遙が明治24年に創刊した「早稲田文学」もフリーペーパー化するといいます。



そしてR25創刊の翌年、とうとう電子雑誌にも本格的なフリーペーパーが現れました。ソフトバンク・クリエイティブ社の「Manyo−万葉(http://dima.jp/manyo/index.php)」です。




■電子雑誌とは
これまでも無料の電子フリーペーパーと呼べるものはありました。「メールマガジン」と「Webマガジン」です。メールマガジンはメールで配信されるものです。一方Webマガジンは、雑誌形式をとったホームページです。メールとホームページであるからもちろん無料ですよね。


お金を出してよいならeBookというマンガ、コミック、週刊誌(週刊ポストなど)や各種書籍の電子ブックがあり、すでにひとつのジャンルになっているといってもいいでしょう。電子雑誌についてポータルサイト「マガジンSCRAP(http://www.ebookjapan.jp/shop/magazine_scrap.asp)」があるので、雑誌をチェックしてみるといいでしょう。


しかし無料電子雑誌「Manyo−万葉」は、PC上で紙の雑誌のようにページをめくって読めるだけでなく、内容も本格的な雑誌で、かつ無料です。毎号全体で120ページもあり、雑誌を開くと多くのページでBGMが流れ、広告のページはテレビのコマーシャルのように動画になっています。内容は、旅、食、ファッション、クルマ、人、映画・芸術など多くの人が興味をもつテーマを扱っています。実際に「本」のページをめくってみると、その感覚がスムーズなのに驚かされます。ManyoはFlipBook形式の電子ブックで、FlipViewer(http://www.flipviewer.com/)を使って読みます。FlipBook形式の最大の特徴は、「本」を読むのと同じ感覚と、画像、音声、動画などの組み合わせが体験できるところにあるといってもよいでしょう。ただし、パワーのないPCだとちょっとつらいかもしれません。


有料から無料へ、紙から電子へ、雑誌は変わっていきます。無料だから、電子だからというこだわりを捨て、情報源に接していく必要があるでしょう。